都会のお祭り「ふくろ祭り」
東京のお祭りは下町で開催されるところが多く、東京の都会的なイメージよりも「江戸」というイメージが強いです。
それも、ハイセンスな商業施設が並ぶ地域では、大きなお神輿を、人で引くのは難しくなったと診断されることと思います。
でも、都会の中にある“池袋”では、お神輿が使われる「ふくろ祭り」というお祭りがあるのです。
このお祭りは、お神輿が担がれるだけでなく、よさこい祭りの要素も取り入れられており、池袋でもっとも盛り上がると言われています。
ふくろ祭りは、昭和43年から開かれており、主催は池袋西口周辺にある4つの商店街で、戦後の復興から高度成長時代に入った時期に、さらなる池袋の発展として企画されて始まったのです。
そして、時代とともに祭りの規模が大きくなり、今では池袋中が熱くなるイベントとして成長したのです。
ふくろ祭りは前期と後期があり、お神輿が見られる「御輿の祭典」が9月下旬の土日に開催され、「踊りの祭典」が10月上旬の土日に開催しています。
「御輿の祭典」では、約20基のお神輿が池袋の街を練り歩き、神輿同士が激しくぶつかる「喧嘩神輿」も見ることが可能なのです。
「踊りの祭典」では、1日目は全国の色々な踊りを楽しむことができ、2日目には、「東京よさこい」が行われます。
高知で誕生したよさこい祭りは、今では全国的に拡大しています。池袋の地でも独自に進化して「東京音頭」が盛り込み、ロックやジャズなどにもアレンジされているので、とても楽しく盛り上がります。
普段の池袋は、若者が多いイメージですが、ふくろ祭りの時には、老若男女問わずに集まり盛り上がり熱気であふれています。
池袋はアクセスが良いので、ぜひ参加してみてください。